こんにちは。Natsukiです。
長野県松本市の浅間温泉にある「松本十帖」というホテルを知っていますか?
転勤族で全国を回っている私は、松本市に一年半住んでいました。
松本市でもいろんな場所を旅行しましたが、今回は、一番良かったお宿「松本十帖」をご紹介します。
「松本十帖」の中にある「松本本箱」にも触れていきますので、気になっている方は要チェックです。
予約方法や、レビューも集めました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
松本十帖の歴史と魅力をお伝えします!

まず初めに、松本十帖ってなに?という疑問にお答えします。
そして、松本十帖の魅力も深堀していきます。
松本十帖の歴史、そして小柳との関係は?
松本十帖とは、長野県松本市浅間温泉にあるホテルの名称ですが、実はそれだけではありません。
貞享3年(1686年)創業の長い歴史を持つ「小柳」という名前の老舗旅館がありました。
しかし、時が経つにつれ、小柳のある温泉街は元気をなくしていき、多くの観光客が歩き楽しんでいたかつての賑わいを失ってしまいました。
そんな時、とある民間企業がこの歴史ある老舗旅館「小柳」を再生しようと立ち上がります。
その再生プロジェクトの総称を「松本十帖」と呼ぶことにしたのです。
「松本十帖」の「十帖」には「10の物語」という意味が込められており、訪れた人がこの場所で何か物語を感じ、再来した人にはまた何か新しい物語が始まると良いな・・・と名付けられたとか。
素敵ですよね。すでにわくわくしてしまいますね。
「松本十帖」というプロフェクトは、ただのホテル再生プロジェクトではありませんよ。
ホテル再生と同時に「エリアリノベーションのきっかけ」を目指しています。
エリアリノベーション?なにそれ?
そのままの意味です。エリアをリノベーション。
つまり、浅間温泉街全体を盛り上げたいという想いが込められているのです。
松本十帖はどんなところ?
先ほど述べたように、この再生プロジェクトは「エリアリノベーションのきっかけ」を目指しています。
よって、松本十帖は単なる宿泊施設ではないのですよ・・・!
敷地内には「HOTEL松本本箱」「HOTEL小柳」という二つのホテル、ブックストア、ベーカリー、ショップ、レストラン、ハードサイダー醸造所があります。
よく聞く松本本箱はここで登場です!
そして2つめのホテル名に「小柳」と名付けて歴史を守っているのも個人的推しポイント。
敷地外に「おやきと、コーヒー」「哲学と甘いもの」という二つのカフェがあります。
ここで驚くのは、ホテルチェックインの場所が、敷地外にあるカフェ「おやきと、コーヒー」なこと。
駐車場もこちらにあり、ホテルの敷地内には駐車場が存在しません。
えっ!不便じゃん!
そう思われた方もいるかもしれませんね。
でもこれもプロジェクトの作戦、「温泉街を歩いてもらう」に繋がっているのです。
ちなみにチェックインするカフェ「おやきと、コーヒー」は、昭和初期に建てられた素敵な古民家的建物で、店内は松本民芸家具がずらり。
長野の名物「おやき」と、一杯一杯丁寧にドリップされたコーヒーがまた合うんですよ。
とても落ち着く空間で、チェックインするだけの予定が不思議と長居してしまいます。
こちらのカフェからホテルまでは徒歩3分。
温泉街を歩きながらあっという間に着いてしまいますよ。
「HOTEL松本本箱」「HOTEL小柳」この二つのホテルは少しコンセプトが違います。
「HOTEL松本本箱」は「ストイック」な空間が特徴のデザインホテルで、細かいところまで計算し寸分の隙もなくデザインされています。
「ストイック」という言葉がぴったりの洗練された空間で、内装もめちゃくちゃカッコいいんですよ。
一方で「HOTEL小柳」は、過ごしやすさを追求してリノベーションされたホテルで、内装には自然素材を多く利用しており、ベビーやキッズも大歓迎なのも嬉しいポイントです。
「HOTEL松本本箱」では9歳未満のお子様は宿泊できませんので注意が必要です。
小さなお子様連れの方は「HOTEL小柳」に宿泊しましょう。
どちらも全室源泉かけ流し露天風呂がありますが、コンセプトもデザインも全く異なる二つのホテル。
あなたの好みはどちらですか?
私は数年前にクリエイティブな友人と松本本箱に宿泊しました。
これはもう感動の連続でしたが、また行けるなら今度は家族と小柳にも泊まってみたいです。
本好きならきっとびっくりする松本本箱の本棚!

松本十帖といえば松本本箱ですよね。
こちらでは、松本本箱について説明していきます。
松本本箱はこんなところ
松本本箱とは、「新しい知との出会い」をコンセプトに作られたブックストアのことです。
本が好きな人なら一度は行ってほしい本箱と言えます。
まず、松本本箱の店内は1つの空間ではなく、5つのエリアに分かれています。
『本の道』『げんせん本箱』『オトナ本箱』『こども本箱』『三六七(367)』の5つです。
エリアのコンセプトも、選書の詳細も、全く異なるエリアたち。
『本の道』では、歩くだけで時代の流れを感じ、それぞれの時代の流行を知ることができます。
『げんせん本箱』こちらは日本初の「エキシビジョン型書店」。
「新しい生活様式」というのがテーマです。
それは一体何なのか。その答えは本を手に取った先にあります。
『オトナ本箱』またの名を「ブックバス」は、小柳時代の大浴場をリノベーションした本箱です。
写真でよく目にするのはこちらではないでしょうか。
「オトナの写真集」をテーマに、厳選された色気のある本たちが並んでいます。
『こども本箱』は『オトナ本箱』の下の階にあり、同じく小柳時代の大浴場をリノベーションしたブックプールになっています。
約2000冊の絵本が並び、大人もこどもも楽しめるわくわくする空間です。
あなたもきっと、あなたが知らない世界に触れあえる本と出合えることでしょう。
松本本箱でできること
先ほどご紹介した5つのエリアでは、24時間心行くまで読書を楽しむことができます。
ただしそれは宿泊者のみの特権です。
外来で松本本箱を楽しみたい方は、12:00-17:00のみの滞在になるので要注意。
宿泊者はコーヒーメーカーがいつでも利用可能なので、美味しいコーヒーを飲みながら読書に没頭しましょう。
これだけの数の本が揃っているとやっぱり宿泊したくなりますね。
それも一泊では足りない・・・次回は二泊したいところです。
はい、私は一泊だけでしたが全然時間が足りませんでした。(笑)
ただそんな方にも朗報です。
こちらに並んでいる本たち、購入が可能です。
気に入った本があれば購入しておうちでも読めるのはとても嬉しいポイントですね。
さて、松本十帖への興味が湧いてきましたか?
松本十帖の予約方法はこちら。

松本十帖での宿泊や、松本本箱のみのご利用時にも予約が必要です。
こちらでは、それぞれ予約の方法を紹介していきます。
松本十帖へ宿泊する方はこちらから予約
松本十帖での宿泊をされたい方は、ネットから予約をしておきましょう。
公式サイトからの予約が一番お得です。
公式サイトからのご予約はこちらから >> ホテル公式予約サイト
松本本箱ブックストアのみをご利用の方はこちらから予約
宿泊せずに外来で松本本箱ブックストアをご利用の方も事前予約が必要です。
ご予約は無料です。
公式サイトから予約をしておきましょう。
公式サイトからのご予約はこちらから >> 松本本箱ブックストア公式予約サイト
松本十帖のレビューをまとめてみました!
最後に、松本十帖のレビューをまとめてみました。
これから行かれる方の参考になれば幸いです。

とにかく画期的なホテル。たくさんの初めての体験ができました。長野のおやきではじまり、すごい数の本の数で冒険し、全てのことにわくわくしました。夕食も素晴らしく、一つ一つにこだわりを感じました。ただ、一月という寒い時期に行ったので仕方ないのかもしれませんが、24時間利用のできる松本本箱は夜になると暖房が弱いのか寒かったです。もう少し、夜に利用する宿泊客のために暖房をしっかりしてほしいな。しかし総じて、泊まって大正解な面白いホテルでした!

ウェルカムドリンクとおやきでのお出迎えが粋でした。17時以降もオトナ本箱前でお酒を飲み放題という酒好きの天国。本箱ではすごい数の魅力的な本があるので永遠に時間を過ごせます。そして、どこで写真を撮ってもオシャレな空間が最高です。お部屋の露天風呂で降りしきる雪を見ながらのお風呂が最高に贅沢でした。夕食も非常に美味しくて大満足でした。メニュー表には素材しか書かれておらず、どういった料理が来るのかを想像しながら楽しめる工夫がとても楽しかったです。ジビエが苦手でしたが、鹿肉も熊のラー油も癖がなく、普段ジビエ食べない人にも勧めたいです。

ミシュラン星を獲得されているように、素晴らしいホテルです。かなり個性的なので好みが分かれるとは思う。私は結構好きで、日常から離れてゆっくりと非日常を味わえたので満足。正直一泊では足りないので、次は連泊で楽しみたい。

夕方に到着しましたが、もう少し早い時間から来るべきだったと後悔しました。見どころがたくさんありあっという間に夕食の時間になってしまいました。お食事は素材の味が活かされていて、評価の分かれる味付けかと思われますが私は好きな味付けでした。本箱では本に囲まれ幸せな気分に。オトナ本箱は本を読むには照明が暗めです。早めにチェックインして行くと良いと思います。露天風呂はぬるめです。ただ夏場でしたので問題なく寛げました。コーヒーやドリンク無料のサービスは嬉しいです。若いスタッフが多くて時々ぎこちなさを感じる時もありましたが、とても面白い体験のできるホテルでした。今後の浅間温泉にも期待したいです。
いかがだったでしょうか。
私が宿泊したときも、お部屋の前の廊下にはフリードリンクやフリースナックが並んでいました。
ドリンクを飲みながらお部屋の露天風呂に入るのは最高でしたよ!
一人旅にもおすすめのゆっくりできるホテルです。
松本に行かれる際はぜひ泊まってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
松本十帖 所在地
〒390-0303 長野県松本市浅間温泉3-15-17(レセプション)
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